ページTOPへ
読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

国循サザン事件―0.1%の真実―

国循官製談合事件の容疑者として起訴された桑田成規さんを支援します

経緯説明⑥~ようやく取り調べがおわり・・・

国循官製談合事件 当事者桑田成規さん自著

前回につづき,「国循サザン事件」の経緯説明です。

前回のブログはこちら↓

経緯説明⑤~NECの見積金額をダンテックに伝えたことはなかった - 国循サザン事件―0.1%の真実―

ようやく取り調べがおわり・・・

三輪検事による取り調べは8時間ほど続きました。取り調べの最後に,検事は「これから,あなたの言っていることが本当か,押収した書類やパソコンの記録を調べてみるから。パソコンに残っている壊れかけたファイルもぜんぶ調べるから。また呼びます。」といい,それで私は解放されました。

三輪検事の執拗な質問内容から,私は,すでにその時点で,検察は私の個人情報,銀行口座の取引状況,交友関係などをすべて調べ上げていることは分かっていました。

それに加えて,パソコンの記録もすべて調べると言われ,私は身も震える思いでした。

検事のいう「壊れかけたファイル」という言葉の意味は,パソコン上で削除したファイルもすべて復元させて中身を見る,という意味だということはすぐにピンときました。

もちろん,仕事柄,パソコンのデータはいつも整理していましたし,いくら調べてもらっても構わないと思っていたのですが,そのときは,

「もしかしたら自分の忘れている重要な事項があるのではないか」

「自分が中身をよく見ずに消去したファイルになにかが書いてあったのではないか」

という思いに悩まされました。

取り調べが終わり,大阪地検の建物から外に出たとき,すでにあたりは真っ暗でした。

f:id:southerncase:20160505215832j:plain

すぐさま親しい人たちに連絡しなくては,と思ってはみたものの,携帯電話は押収されてしまって手元にありません。公衆電話を探すも,あたりには見つからず,結局,地下鉄の最寄り駅まで戻らなくてはなりませんでした。

その道すがら,私は,「あぁ,自分の人生で最大級のトラブルが起こったな」「今まで私を育て,見守ってきてくれた両親,そして私を支えてきてくれた家族に申し訳ないな」という思いがこみ上げ,彼らにどうやって説明しようかと逡巡(しゅんじゅん)していました。

そのとき,最終的に,私がなにを伝えたのか,今でも思い出すことはできません。

その日は,病院長ら幹部への顛末報告のため国循にいったん戻り,夜遅くに自宅に帰りました。(次回につづく)