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国循サザン事件―0.1%の真実―

国循官製談合事件の容疑者として起訴された桑田成規さんを支援します

国循官製談合事件 第3回公判を振り返るその1

第2回公判後から始まりました、桑田さんと支援する会メンバーが公判を振り返って対談し、その内容を公開する「公判を振り返る」。

第3回公判を振り返るその1を更新いたします。

第3回公判の傍聴録はこちらから。

国循官製談合事件第3回公判 速報 - 国循サザン事件―0.1%の真実―

 今日は「第3回公判 検察側証人尋問で問題視していたこと」についてです。

N)今回はH24年度入札とH25年度入札の際の仕様書に書かれている内容の違いについて、何度も聞いていたようでしたが、ここが「今回の事件に大きく関係している」と「特捜部が」思っている部分になるのですか?

桑田)はい,まずご質問にお答えする前に,押さえておきたいのは,今回の公判を担当している検事は,検察庁公判部という部署に所属しているということです。

確かに本事件は大阪地検特捜部によって捜査,立件されたものですが,特捜部の検事の役割は,私を起訴した段階で終わりです。

その後の公判に関する業務は,特捜部から公判部に引き継がれます。

ですので,公判で「特捜部が」どう考えているか,というのは当てはまらず,あくまで「公判部が」あるいは「公判担当検事が」ということになろうかと思います。

今テレビでやっている「99.9」というドラマでも,被疑者を取り調べた検事が,そのまま公判の担当検事としても登場しますが,地方の小さな検察組織でないかぎり,あまりそのようなことはないのではないかと思います。

ドラマでは,役者がころころ変わると視聴者が混乱するので同じ人物にしているのでしょうね。

桑田)それで,本題に入りますが,検察が各年度の仕様書の違いを重要視するわけは,まさにその「違い」ーーそれは私が前年度の仕様書に「追記」した部分なのですがーーによって「ダンテック以外の業者の参入が難しくなった」と検察が主張しているからです。

つまり,それが入札の公正を害する行為にあたり,官製談合防止法に触れる行為だと彼らは言いたいのです。何度も尋ねるのは,そこが彼らの主張の根幹であるからだろうと思います。

N)「入札の公正を害する行為」と言っても、害すると気付いていたなら調達室が仕様書をチェックした時に「こりゃいかんだろう」と言えば良かったのに…と思ってしまうのですが、そういうチェックはなかったのですか?

桑田)仕様書の技術的な内容についてはわからなかった,と何度も西田氏は証言していましたね。しかし,専門的な内容がわからないのは当たり前です。病院はそもそも専門性の高い部署が集まって成り立っているのだし,国循といえば病院の中でも特殊性という意味ではトップクラスです。その事務担当者が,国循のすべての専門を網羅することなど不可能であるに決まっています。

このような状況であっても,彼は,普段の業務において入札の公正性についてきちんと確認しているはずです。私自身はもちろんその仕様書が公正を害するとは考えていませんでしたし,私がなぜ仕様書に「追記」したのかについても西田氏に説明しています。

ですので,今回のケースも,彼は,彼なりのチェックで同じ判断をした,ということだと思っています。

N)そういえば、西田氏は、仕様書に「追記」した内容について桑田さんから説明を受けて納得した、という証言をしていましたね。

桑田)はい。私が,前年度の仕様書を変更したのには,当然,理由があります。その「理由」は,当時の国循の状況からみて妥当なものである,と西田さんは納得されたわけです。技術的なことはわからなくても,そのような判断はできたわけですよね。

彼は公判でかなりの頻度で「わからない」と連発していましたが,実際にはわかっている部分もかなりあったのだと思います。これまでの彼のノウハウをもとに,チェックをして,問題ないと判断した。もしこの判断に誤りがあったのだとすれば,それはチェックが甘かったというになるのだと思います。

こういった「チェック」にはいろいろなやり方があります。どれを選ぶかは調達企画室(契約係)側の判断であって,私の関与する部分はまったくなかったのです。

N)なるほど。仕様書が公正であるかどうかをチェックする方法としてどういう選択肢があり、なぜそれを選んだのか、または選ばなかったのか。興味がありますね。

桑田)はい。もちろんその前提として、仕様書の変更部分が客観的にみて妥当なものだったのか,という検証も必要だと思います。これについては、今後の公判で明らかにしていきたいと思っています。

 

今回話題になっている「入札の公正性」については、次回の振り返りでお伝えしようと思います。

第2回公判の振り返りはこちらから

 

bgk.southerncase.net

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