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国循サザン事件―0.1%の真実―

国循官製談合事件の容疑者として起訴された桑田成規さんを支援します

控訴審第1回公判期日後の記者会見内容(2019年1月24日)

【冒頭説明】

郷原

主任弁護人の郷原です。今日,桑田さんの控訴審の第1回の公判が開かれました。控訴審ということで,公判の場では,なにが起きているかよくわからないと思いますので,こういう形でご説明した方がよいと思った次第です。最初に桑田さんの方から一言お話をいただきたいと思います。

 

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控訴審第1回公判期日が終わりました

本日は,弁護側・検察側の双方の主張および証拠類の確認が行われました。

検察側の最終意見提出が期日の一週間前と直前であったこと,そしてその内容に不明な点が多々あったことから,当方は,本日,口頭にて求釈明を行ったところ,検察側は本日回答できない,しかも,検察官が交代するので,回答するかどうかも含めて検討の時間が必要との意見を表明しましたので,裁判長は,検察官からの回答期日を3月15日,次回期日を4/16(火)10:30と定め,今回公判は閉廷となりました。

なお,次回第2回公判期日にて結審,第3回公判にて判決となる予定です。

公判終了後,15時ごろより,裁判所内の記者クラブにて約30分間の記者会見を行いました。記者会見の様子は,また後日,本ブログにアップいたします。

傍聴にお越しいただいた方々,また,ブログやFBで応援いただいた方々に感謝申し上げます。引き続き応援いただけましたら幸いです。

なにとぞよろしくお願いいたします。(桑田成規)

控訴審第1回公判期日が決まりました(1月24日(木)14時~大阪高裁)

日時:1月24日(木)14時-15時

場所:大阪高裁 2階201号法廷

国循官製談合事件の控訴審がいよいよ開始されます。当方弁護団郷原信郎(主任),高見秀一,新倉栄子,我妻路人各弁護士,高橋弁護団は秋田真志(主任),水谷恭史,高橋早苗各弁護士,の超重厚編成で第2ラウンドに挑みます!

控訴審では,主として「仕様書に記載を追記した結果,入札参加のハードルが高くなったことが入札の公正を害すべき行為なのか」について徹底的に争います。これは医療情報システムのみならず,情報システム全般にかかる入札の考え方に大きな影響を与える裁判となります。

私は,「一般競争入札において,発注者は,《最低限の仕様のみ》を記載しなくてはならない」という,常識外れの馬鹿げた主張を繰り返す検察を許すことは絶対にできません。第1審では,裁判所も,入札の実務や実態について素人同然であり,検察の主張を追認した第1審裁判体も,結局は,同じ穴の狢でした。私は,自分が体験した馬鹿げた悲劇を繰り返したくはない,と,心から願っています。

本公判では,控訴趣意書に沿って第1審判決の問題点を主張し,検察の答弁書に表れた彼らの主張の不備・不合理性について意見陳述します。

201号法廷は,大阪高裁では一番広い法廷と聞いております。おそらく席は十分にあると思いますので(笑)どうぞ傍聴にお越しください。
公判後,記者会見を行う予定です。

なにとぞよろしくお願いいたします。(桑田)

本日、控訴趣意書を提出いたしました

みなさま、大変ご無沙汰しております、桑田です。

第一審の衝撃の判決からはや5ヶ月、その間、私は極端に忙しくなった仕事をこなしたり、また体調を崩したりしながらも、本日の控訴趣意書提出期限に向けて着々と準備を進めておりました。途中経過の報告が滞っており、大変ご心配くださった方々もいらっしゃるかと思います。大変申し訳ございませんでした。

ここで皆様に、3つのご報告がございます。

1.弁護体制の変更

控訴審から、新たに郷原信郎弁護士、新倉栄子弁護士(郷原総合コンプライアンス法律事務所*1)に弁護人として加わっていただくことになりました。これで私の弁護団は、第一審からの高見秀一弁護士、我妻路人弁護士と合わせて4名の体制となります。

今回、郷原氏に加わっていただいたのは、彼が検事であった時代に法務省法務総合研究所において入札談合をテーマとして研究に従事し、そして退官後も官公庁の公正入札調査会議で委員を務めるなど、まさに「談合関連事件の第一人者」であるからです。実は公共調達分野における法律の専門家は非常に数少なく、その専門家であり弁護士でもあるのは、おそらく日本では郷原氏以外には存在しないと思われます。

郷原氏はメディアへの露出も多く、ご自身もブログ*2等で積極的な情報発信をしておられることから、私も彼の名前だけはよく存じ上げている(八田隆氏の国賠事件の弁護人でもあります)という状況でしたが、彼が入札事件の数少ない専門家であるとは知らず、私が弁護をお願いするなど考えにも及びませんでした。しかし、今回、国循サザン事件を取材してくださったジャーナリストの方から《まさに、適任》ということで郷原氏をご紹介をいただき、最終的に弁護をお願いできることになったのは、非常に幸運な巡り合わせであったと思います。

2.控訴審の方針

控訴審では第一審と異なる視点をもって戦わなくてはなりません。

郷原弁護士との打ち合わせで、まず指摘されたのは、第一の公訴事実について、かりに私が「現行体制表」を送ったのだとしても、それは「公正を害すべき行為」として犯罪に当たりうる、とのことでした。

ご存じのとおり、私がダンテック高橋氏に送ったのは入札資料と同じ「次年度の体制表」でしたが、それは私が「現行体制表」だとの認識のもと誤って送ってしまったものだ、というのが第一審での主張でした。しかし、郷原氏の指摘は、そもそも私の認識どおりであったとしても罪になりうる、あとはその罪がどの程度重いのかという問題にすぎない、というものでした。

となると、この事件の戦い方に大きな変更が必要になりました。私の当時の認識(記憶)はこれまでどおり変わりないとしても、はたして本当に「現行体制表」であることを十分確認したのかどうか、もしかすると次年度のものを「現行のもの」と思い込んでしまったにすぎないのか、などについて、私は改めて考えてみる必要に迫られました。

本稿では詳しく述べませんが、結論として、第一の公訴事実については積極的に無罪を争わないことにしました。ただし、官製談合防止法の趣旨や過去の類似事件における刑罰の状況を踏まえて、罪の程度は非常に軽いという主張をします。第二・第三については、従来通り、裁判所の法令適用の誤りと事実誤認を徹底的に訴え、無罪主張します。

事実上、実質的な争いができるのはこの控訴審まで、という事情を考慮すると、勝ち目のない「行き過ぎた主張」をするよりも、「至極まっとうな主張」を展開することによって、第二・第三の公訴事実についての第一審の「とんでもない認定」を正すことの方が重要であろうと思います。第二・第三の公訴事実が、今後の公共調達、とくに医療情報システムの入札のあり方に与える影響の大きさを考えると、この選択による社会的意義はきわめて大きいと考えています。

これまで私の「完全無罪」を信じて応援してきてくださった方々には非常に心苦しい思いがあります。しかし、上記のような事情をご理解いただき、引き続きご支援をいただけましたらうれしく思います。

3.控訴趣意書の提出

ということで、上記のような方針で控訴趣意書をまとめ、本日、大阪高等裁判所第一刑事部に提出をいたしました。郷原弁護士を中心とする4人の弁護士の先生方に大変なご苦労をいただいた成果は、およそ100ページにも及ぶ大部の趣意書となりました。

また、趣意書をまとめるにあたり、三人の有識者の先生方にご意見をいただきました。

  • 官製談合防止法の趣旨や公共調達のあり方、罰則の考え方については、上智大学の楠繁樹教授
  • 病院情報システムの仕様書記載の考え方については、大阪大学の松村泰志教授
  • 仮想化システムを含む情報ネットワークの考え方については、京都大学の黒田知宏教授

から、それぞれ貴重なご意見を賜りました。

各先生のご意見は、主張の骨子として、また重要な論点の補強として、趣意書の隅々に至り反映させていただきました。

皆様、本当にありがとうございました。

 

控訴趣意書の内容については、おって、弁護士と相談しながらお知らせしていくことにいたします。勝手ばかり申し上げますが、引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

今後とも、なにとぞよろしくお願いいたします。

 

2018年8月13日

桑田 成規

 

 

 

 

 

判決に対するコメントが発表されました

国循サザン事件-0.1%の真実-無罪を訴える桑田成規さんを支援する会Nです。

今回言い渡された不当判決に対し、桑田さんの弁護人高見秀一先生、我妻路人先生からコメントが発表されました。

  •  桑田成規さんに言い渡された判決に対するコメント
  • 裁判所による検察のために書かれた判決
  • 高裁に控訴申し立て

 桑田成規さんに言い渡された判決に対するコメント

有実の人であればするはずのない行為がたくさんあること、そして有実の人 であれば当然しているはずの行為がないこと、この両方に目を瞑り、検察官が提 示した事実だけを抜き出して、その事実に証拠を恣意的に当てはめて、犯罪事実 を構成した判決である。

さらに、間違った経験則に基づく判断でもある。

桑田さんが国循で果たしたことで、国循の医師や、国循で治療を受けている患 者の方たちに、どれほど役に立つことをしたのか、その功績を全く理解していな い。

高度なことを仕様書で要求してはいけないとなれば、日本の高度医療機関の 医療水準は大きく後退してしまう。

医療情報システムを熟知しており、かつ大阪大学医学部附属病院京都大学 医学部附属病院の医療情報システムを現に動かしている証人の証言を、一般論 に過ぎないかのように解釈していることも、明らかに恣意的である。裁判官の頭 の中にある経験則は、世の中の実態とあまりにもかけはなれている。

国循の事務方がミスで意見招請を行っていなかった事実を検察官が隠してい たことを、「隠していたとは言えない」とあえて述べるなど、あまりにも偏って いる。

裁判所の事実認定能力がないことに失望した。
我々は、裁判所に対して、ここまで失望させられたことは初めてである。
平成30年3月16日
                           弁護人 髙見秀一
                           弁護人 我妻路人

裁判所による検察のために書かれた判決

2016年4月の初公判から2017年12月の結審まで、証言台にたった方は11人、膨大な資料と、公判の準備のためにどれだけの時間が費やされたのか。

桑田さんがFacebook上に投稿された内容

 

刑事裁判が、検察による証拠解釈をそのままなぞり、形のうえで「被告の言い分を聞いた」とするための「大がかりな」手続きなのであるとするならば、それは裁判所の役割が形骸化しているということを意味します。

これって「税金の無駄遣い」というのではないでしょうか?

今日の判決理由のように、どんなに時間をかけても、何人の人が証言しても、検察の証拠以外に何も採用しないのであれば、

形のうえで「被告の言い分を聞いた」とするための「大がかりな」手続き

としか言えず、そしてそれは単なる税金の無駄遣いです。

そしてそこには、見えない力が働き、まるで99.9-刑事専門弁護士SEASONⅡの中のセリフのように

ええ判決せぇよ

と、無言の圧力がかかっているのではないかと思わざるを得ません。やはり「ドラマは真実より奇なり」なのでしょうか。

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高裁に控訴申し立て

今回の判決を不服とし、即日控訴されました。

まだまだ時間がかかりそうですが、真実を曲げるわけにはいかないのです。

それを許してはならないのです。

第二ラウンドも、どうぞよろしくお願いいたします。
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国循官製談合事件 判決速報

国循サザン事件-0.1%の真実-無罪を訴える桑田成規さんを支援する会Nです。

判決が終わりました。本日は傍聴席に入りきらないかもしれないという裁判所の判断で、初めて「傍聴希望の方は2列にお並びください」と張り紙が出て、関心の高さが伺えました。

9時38分、テレビ用の収録後開催された判決。

高橋さんは2年6ヶ月、桑田さんは2年の懲役、どちらも4年の執行猶予で有罪。

まさしく「不当判決」でした。

取り急ぎ、速報としてアップいたします。

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  •  国循官製談合事件の判決が意味すること
  •  白鳥判決は何処へ
  • 閉廷後の弁護人コメント 

 国循官製談合事件の判決が意味すること

201412月逮捕・起訴、20164月初公判、201712月結審、20183月判決。

あまりにも長い「国循官製談合事件」の判断が下されました。

 

結果は求刑2年のところ、懲役2年、執行猶予4年の不当判決

桑田さんと弁護団は即日控訴いたしました。

 白鳥判決は何処へ

今回の判決理由の中にも「推認」という言葉が出てきました。

やはり、公訴事実1にある桑田さんがダンテッックの高橋さんにメール添付で送ったとされる体制表について、319日(入札当日の朝)出社時に机の上に置いてあったと主張する桑田さんと、置いてあったかどうかを誰もみていないというところで食い違っていました。

弁護側の主張する、2箇所のホッチキス痕についても証拠としては認められませんでした。

判決理由では、桑田さんが契約係の係長に最新の体制表を依頼したことさえ信用できないとし、要するに

疑わしきは罰せず

ではなく

疑わしきは可能性ありで有罪

という、全く正反対の判決がなされています。

閉廷後の弁護人コメント 

法廷より退出した弁護人を多数の記者が囲みましたが「コメントは本日中に出しますので」としながらも、諦めない取材陣に対し開口一番

呆れてものも言えない。今日のようにひどい判決はこれまで記憶にない

と、怒りをあらわにされました。

 先日よりミニセミナーや個別取材で、ある程度事件の内容を理解している記者さんもおられ、相次いで質問が行われました。

弁護人は後にコメントをだしますので、としながらも

桑田さんはそんな人じゃないんですよ!

阪大に残れば教授になれたものを、国循のために身を呈して電子カルテ導入を始めとるすシステムをよくしてきたのに

と声を大にして訴え、その言葉は記者をはじめ、その場にいた人たちの心を動かしたにちがいありません。

 最後にも

こんなことが認められたら、日本の高度医療はストップしてします。少しでも新しいことに挑戦しようとすれば「公正を害すると言われ、医療の発展に支障をきたしますよ」

と強い口調で伝えました。

 

今回の判決、判決理由を聞いた支援者Nの感想は「司法に正義はないのか」ということ。

そして公判の全てを聞き、見てきたものとして、どのような力が働いたらあのような判決文、判決理由になるのだろうか?と、そちらも気になりました。

 

これまでブログを読んでいただいたり、TwitterFacebookでご支援してくださった全てのみなさまに感謝いたします。

これからも、0.1%の真実を伝え、今回の不当判決を覆すべく支援する会も全力で桑田さんを応援してまいりますので、どうぞみなさまのお力、応援をよろしくお願いいたします。
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